● 21 SPO-LEX研究会 |
「スポーツとまちづくり」に重要な役割を果たすのが、公共スポーツ施設です。ところが多くの
公共スポーツ施設は「国体のため」「オリンピックのため」「ワールドカップのため」と大会用に 建設されることが多く、ハコモノ先行計画が続いています。 大会が終わった後は、誰がどのように使うのでしょうか。住民は地域に不釣り合いなほどの 巨大なスタジアムを、本当に望んでいるのでしょうか。 公有地が空いていたからといって、住民が日常的に足を運ばないような場所に、施設を造って、 いったい誰が利用するのでしょうか。 周囲の景観にそぐわない奇抜な施設でも、結果的に「著名な建築家の作品」として評価され れば、それでいいのでしょうか。 「21 SPO-LEX(スポレックス) 研究会」では、住民を含む多様な利用者の立場から、スポ ーツ施設のありかたを見直し、「まちづくりの一環としてのスポーツ施設」について、5年間 計50回の研究会を開催しました。 この研究をもとに今後は実際の「まちづくり」「スポーツ施設建設」のコンサルティング、調査・ 研究などに取り組んでいきます。 |
21 SPO-LEX 研究会 5年間(50回)の実績一覧 | ||
1999年度(第5期:1999年4月~2000年3月) | ||
1998年度(第4期:1998年4月~1999年3月) | ||
1997年度(第3期:1997年4月~1998年3月) | ||
1996年度(第2期:1996年4月~1997年3月) | ||
1995年度(第1期:1995年4月~1996年3月) | ||
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Jリーグの発展とワールドカップの開催は各地の 大型スポーツ施設建設に拍車をかけたが、運営 ソフトが不足しているのが問題 (第8回研究会=講師・川淵三郎Jリーグチェアマン) |
1999年度 第5期 :1999年4月~2000年3月 | ||
第50回 | 大型スポーツ施設の運営を考える(現地視察と講演) | |
-東京スタジアムを例に(その2) | ||
株式会社東京スタジアム | ||
代表取締役専務 星野勢氏 | ||
1千万都市東京にできた東京スタジアムは新たな時代のスタジアム経営を模索している | ||
第49回 | 公共スポーツ施設建設の新手法「PFI」を研究する | |
-日本型ビジネスにどう取り込めば良いか | ||
清水建設株式会社 EPCプロジェクト室 | ||
副部長 安念良二氏 | ||
第48回 | コンビニを活用した公共施設のネットワーク | |
―全国の自治体が注目する市川市の試みとは | ||
市川市 企画政策部 | ||
情報システム課長 井堀幹夫氏 | ||
第47回 | ミュンヘン五輪施設に学ぶ大会後の活用と国際レベルの運営とは | |
有限会社日本自由時間スポーツ研究所 | ||
代表取締役所長 佐藤由夫氏 | ||
第46回 | スポーツ施設のハードとソフトを考える | |
-競輪とマルチメディアで売る北九州メディアドームを例に | ||
(現地視察と講演) | ||
株式会社メディアドーム北九州 | ||
総務管理部長 井上好二氏 | ||
第45回 | 2002年サッカー・ワールドカップの施設を研究する | |
-静岡・小笠山総合運動公園スタジアムを例に | ||
2002ワールドカップ静岡県開催推進委員会 | ||
事務局長 村松茂氏 | ||
第44回 | 他分野に学ぶ公共施設運営のノウハウ | |
-フィットネスクラブの再建に見る施設経営の黒字転換へのポイント | ||
株式会社フィットネスマネジメント | ||
代表取締役 中嶋良一氏 | ||
第43回 | サッカーのまち清水市が建設する | |
ナショナルトレーニングセンターとは | ||
清水市 企画調整課 | ||
サッカーのまち推進室長 綾部美知枝氏 | ||
第42回 | 最新のコミュニティー・ドームを研究する | |
-但馬ドームのハードとソフトを知る(現地視察と講演) | ||
兵庫県立但馬ドーム | ||
館長 坂下諭氏 | ||
三菱重工業株式会社 神戸造船所鉄構部 | ||
建設企画課主任 荒木崇臣氏 | ||
第41回 | 巨大屋内施設「さいたまスーパーアリーナ」を研究する | |
株式会社埼玉アリーナ 営業部 | ||
営業課長 三木教義氏 |
1998年度 第4期 :1998年4月~1999年3月 | ||
第40回 | “21世紀の多機能型健康づくり施設” | |
-あいち健康プラザのハードとソフトを研究する | ||
(現地視察と講演) | ||
財団法人愛知県健康づくり振興事業団 | ||
常務理事兼総務部長 森田俊郎氏 | ||
株式会社丹青社 第1営業統括部 | ||
担当部長 水子義之氏 | ||
第39回 | 大型スポーツ施設の運営を考える | |
-東京スタジアムを例に(その1) | ||
株式会社東京スタジアム | ||
代表取締役専務 星野勢氏 | ||
第38回 | スポーツ施設の運営を支える“食”を考える | |
エームサービス株式会社 ファシリティープランニング室 | ||
マネジャー 小川和博氏 | ||
スポーツ観戦における食事は観客にとって大きな楽しみの1つとなっている | ||
第37回 | 小さな町のスポーツ複合施設 黒字経営のポイント | |
-ルネサンス棚倉を例に(現地視察と講演) | ||
株式会社 ルネサンス棚倉 | ||
取締役総支配人 熊田重信氏 | ||
第36回 | 建設省のスポーツ関連施設整備に関する支援策の現状 | |
社団法人日本公園緑地協会 | ||
理事 五十嵐誠氏 | ||
第35回 | 音楽プロモーターから見たスポーツ施設のハードとソフト | |
株式会社ディスクガレージ | ||
取締役部長 蓮沼健氏 | ||
第34回 | ヨーロッパのまちづくりとスタジアムのあり方を検証する | |
スポーツ21ファシリティー研究所 | ||
所長 三ッ谷洋子 | ||
第33回 | ヨーロッパのサッカースタジアムの実情を研究する | |
(現地視察) | ||
オランダ:アムステルダム・アリーナ | ||
モナコ・ルイ二世スタジアム | ||
フランス:トゥールーズ・市民スタジアム | ||
ナント・ボージョワール・スタジアム | ||
リヨン・ジェルラン・スタジアム | ||
サンドニ・フランス・スタジアム | ||
街の中心地にあるモナコのルイ二世スタジアムは、ビルの屋上の 1万5千の座席と天然芝のピッチからなる | ||
第32回 | 世界を目指す福岡市の“スポーツ都市”戦略とは | |
福岡市 市民局スポーツ振興課 | ||
課長 佐藤靖典氏 | ||
第31回 | こんなスポーツ施設ならいらない | |
スポーツライター/作家 玉木正之氏 |
1997年度 第3期 :1997年4月~1998年3月 | ||
第30回 | “日本最大のスタジアム”をどう活用していくのか | |
-横浜国際総合競技場(現地視察と講演) | ||
財団法人横浜市スポーツ振興事業団 横浜国際競技場 | ||
開設準備担当課長 木村重治氏 | ||
第29回 | 地方都市におけるスポーツ文化の中核施設を考える(その2) | |
-栃木県小山市(会員)を例に | ||
千代田化工建設株式会社 第2営業6部 | ||
部長代行 廣瀬雅彦氏 | ||
第28回 | 地方都市におけるスポーツ文化の中核施設を考える(その1) | |
-栃木県小山市(会員)を例に(現地視察と講演) | ||
小山商工会議所 | ||
総務課長 大関幸秀氏 | ||
スポーツ施設の活用は地元商店街との連係が欠かせない | ||
第27回 | 巨大ドーム施設のハードとソフトを考える(その2) | |
-“ハイテクを駆使した人に優しい”ナゴヤドーム | ||
(現地視察と講演) | ||
株式会社ナゴヤドーム 企画本部 | ||
副本部長 水野治生氏 | ||
第26回 | 大空間スポーツ施設設計の視点 | |
-利用者にとって快適な施設とは | ||
清水建設株式会社 設計本部開発設計部1部 | ||
大空間施設計画グループ長 矢野裕芳氏 | ||
スポーツ施設への利用者のニーズは時代と共に変化する | ||
第25回 | 巨大ドーム施設のハードとソフトを考える(その1) | |
-“近代的マルチドーム”を謳う大阪ドーム | ||
(現地視察と講演) | ||
株式会社大阪シティドーム | ||
常務取締役営業本部長 波多野強氏 | ||
第24回 | マスコミ報道・中継側から見たスポーツ施設の機能 | |
オリンピック放送機構’98 | ||
マネージングディレクター 杉山茂氏 | ||
第23回 | 地方の大型施設をどう活性化するか(その2) | |
-三重サンアリーナ(会員)を例に | ||
(会員からの提案とフリーディスカッション) | ||
第22回 | 地方の大型施設をどう活性化するか(その1) | |
-三重サンアリーナ(会員)を例に(現地視察と講演) | ||
財団法人サンアリーナ | ||
相談役 中林昭一氏 | ||
第21回 | 公共スポーツ施設の民間への委託はどこまで可能か | |
セノー株式会社 生涯健康企画部 | ||
次長 荒木俊一氏 | ||
スケートボードやマウンテンバイクで遊べる公共スペースがあれば若者は喜ぶだろう |
1996年度 第2期 :1996年4月~1997年3月 | ||
第20回 | 運営・警備から見た日本のスポーツ施設 | |
株式会社シミズスポーツ | ||
代表取締役 清水卓治氏 | ||
第19回 | 大阪府立体育会館「健全経営のノウハウ」 | |
大阪府立体育会館 | ||
館長 小久保昇治氏 | ||
第18回 | アリーナ経営のポイント | |
-横浜アリーナの場合(現地視察と講演) | ||
株式会社横浜アリーナ | ||
営業部長 松尾尚秀氏 | ||
米国のスポーツ施設はマーケティングの考え方を基本に 採算面を精査して計画が立てられる | ||
第17回 | 日本のナショナル・トレーニングセンターを考える | |
-米国五輪チームの拠点となった施設を例に | ||
(現地視察と講演) | ||
株式会社日本エアロビクスセンター 営業2部 | ||
次長 墨田美智子氏 | ||
第16回 | 地域スポーツの役割と文部省のスポーツ施策 | |
文部省体育局 | ||
生涯スポーツ課長 中根孝司氏 | ||
第15回 | スポーツコンプレックスのハードとソフトを検証する | |
-国立競技場を例に(現地視察と講演) | ||
財団法人日本体育・学校健康センター | ||
国立競技場霞ケ丘競技場 | ||
庶務課長 柊巌氏 | ||
第14回 | コミュニティースポーツドームの現状とその展望 | |
三菱重工業株式会社 神戸造船所鉄構部 | ||
建設企画課長 吹原正晃氏 | ||
第13回 | ドームスタジアムの運営・管理の現状 | |
-東京ドームを例に(現地視察と講演) | ||
株式会社東京ドーム 事業推進部 | ||
開発グループ長 堀俊夫氏 | ||
第12回 | 海外のナショナル・トレーニングセンターの現状 | |
-ドイツのスポーツシューレとは | ||
株式会社東北ハンドレッド(ブランメル仙台) | ||
フロントマネジャー 糀正勝氏 | ||
豪州は1976年のモントリオール五輪惨敗を機にオリンピック選手強化に 取り組むため、各地にナショナルトレーニングセンターを設置した (キャンベラのナショナルトレーニングセンター) | ||
第11回 | サッカースタジアムの現状と今後の課題 | |
社団法人日本プロサッカーリーグ | ||
専務理事 森健兒氏 |
1995年度 第1期 :1995年4月~1996年3月 | ||
第10回 | スポーツ施設整備に関する通産省の施策 | |
通産省サービス産業課 | ||
課長補佐 小山智氏 | ||
商店街活性化のためにスポーツを利用してもよいのでは・・・・通産省の施策 の1つとして3on3やフットサルの利用が提案されている(第10回研究会=講師・ 小山智通産省サービス産業課課長補佐) | ||
第9回 | イベントと施設の関係 | |
株式会社サンコミュニケーションズ | ||
代表取締役 辻田健太郎氏 | ||
ぴあ株式会社 | ||
営業開発部長 海藤経彦氏 | ||
第8回 | ここまで実現したJリーグの理念 | |
社団法人日本プロサッカーリーグ | ||
チェアマン 川淵三郎氏 | ||
第7回 | こうあって欲しい2002年ワールドカップスタジアム | |
株式会社サンフレッチェ広島 強化部 | ||
国際担当部長 伊藤庸夫氏 | ||
第6回 | 海外のナショナル・トレーニングセンターの現状 | |
大阪体育大学教授 池田勝氏(アドバイザー) | ||
第5回 | 米国のスポーツ施設関連ビジネスについて | |
スポーツ21ファシリティー研究所 | ||
所長 三ッ谷洋子 | ||
第4回 | 採算性に立脚した施設の多目的利用とは | |
財団法人新国立劇場運営財団 | ||
営業部長 大島秀夫氏 | ||
巨大スポーツ施設の採算をとるのは至難の業 | ||
第3回 | まちづくりにおける市民参加とは | |
前世田谷まちづくりセンター | ||
所長 卯月盛夫氏 | ||
第2回 | 米国プロスポーツビジネスの現状について | |
富士総合研究所 | ||
特定企業渉外部長 松尾憲治氏(アドバイザー) | ||
第1回 | 研究会のテーマ、進め方について | |
(会員によるディスカッション) |
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